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NEDO、可視光型光触媒を開発-産学官で量産・製品化へ
2009年01月28日
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は28日、従来の10倍以上の活性を持つ可視光型光触媒の開発・量産化に成功したと発表した。
新たに開発したのは、「酸化タングステン微粒子」を原料とした、可視光(人間の目で感知できる400~800ナノメートル程度の波長領域の光)型光触媒。従来の「窒素ドープ型酸化チタン」と比較して、10倍以上の活性を持つという。紫外光型光触媒と異なり、これまで十分な効果が得られなかった室内においても、空気浄化・防汚・抗菌・抗ウィルスなどの機能を発揮するため、新型インフルエンザ対策などへの有効性が期待される。
同プロジェクトでは、材料開発から製品開発まで、産学官が連携して推進するとともに、マーケティング担当も参画。将来の市場をにらんだ事業化を目指している。今回、昭和電工グループの昭和タイタニウムが、同触媒の量産化を担当する。すでにパイロット設備でサンプルを作成し、製品形態での性能評価をスタートさせる体制だという。
製品化については、パナソニック電工が、東京大学駒場リサーチキャンパス内に建設した実証住宅において、同触媒製品の効果を検証する。4 月をめどに、プロジェクト参画各社が、同触媒を用いた部材サンプルを実証住宅に設置。利用者が効果を実感できる光触媒活性の目標値を明確にする方針。また、酸化タングステンを原料とした場合の課題の抽出と、課題を回避できる用途展開についても検討する。
NEDOは、光触媒機能の評価方法についても、同プロジェクト内で、JIS化・ISO化といった標準化活動を行い、将来的には、内装用途をはじめとした光触媒の市場を新規開拓することで、約2兆8,000億円と見込む光触媒市場を創出したい考え。
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