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省エネ集魚灯を開発へ 熊本電気工業
2008年05月14日
照度を大幅に高めるランプ用反射笠(がさ)の技術を持つ佐賀市の熊本電気工業(熊本重徳社長)が、反射笠の技術をイカ釣り漁船の集魚灯に応用した商品開発を進めている。反射笠を使うことで使用ランプは従来の3分の1のワット数で済み、発電機の燃料費を大幅に節減できる。中小企業庁の「新連携事業」の認定を受け、7月の製品化を目指す。
集魚灯はイカ釣り漁船に付けられているランプが“裸電球”で無駄が多いことに着目。ランプに同社開発の反射笠を取り付け、海面の必要な部分だけを照らし、明るさは保つようにした。
反射笠を使うことで、使用ランプは従来の3000ワットから1000ワットに切り替えることができる。年間150日、1日8時間の漁に出ることを想定した試算では、年間約150万円かかる発電機の重油代が60万円程度で済み、90万円程度節減できるという。波で反射笠が揺れることが課題だったが、揺れを軽減する耐震装置の開発にめどをつけているという。
新集魚灯の商品化には、吉野ヶ里町のベンチャー企業オフィス・タカハシ(高橋勝則社長)とも連携。タカハシが汚れを防止する光触媒の酸化チタンを反射笠に塗布するほか、販路面を担当する。3月末、異業種間の連携で新分野の事業開拓を目指す国の「新連携事業」に認定されている。
熊本電気工業は1971年創業。90年代後半から省エネ商品の製品化に取り組み、主力商品の水銀灯反射笠「シャインブライト」は県のトライアル発注で省エネ、高照度の評価を受け、全国の工場などに納入されている。
熊本社長は「二酸化炭素削減など環境への配慮に加え、原油高にも対応した商品。7月までには製品化したい」と話す。
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